実は先日、日商簿記3級に合格しました。
去年の夏ごろFP3級に合格し、次は簿記3級をとりたいと思っていたんですよね。
FP3級についての記事は過去に書いてあるので、気になる方はそちらもどうぞ。
簿記3級ってどんな問題が出るの?受けてみたいけど合格できるか不安・・・という方はこの記事を読んでみてください!
簿記とは?
簿記は会社の営業取引を帳簿へ記録することです。
簿記の資格には3種類あり、日商簿記、全商簿記、全経簿記に分類されますが、違いとしては主催団体、受験者層が異なります。
主催団体 | おもな受験者 | |
日商簿記 | 日本商工会議所 | 大学生や社会人 |
全商簿記 | 全国商業高等学校協会 | 商業高校生 |
全経簿記 | 公益社団法人全国経理教育協会 | 経理の専門学校生 |
今回わたしが受験したのは日商簿記の3級でした。
ちなみに日商簿記3級の合格率は4割前後で、簡単とは言われていますが、しっかりと勉強していないと合格は難しいです。
受験方法について
日商簿記3級の受験方式には筆記試験とネット試験の2つがあります。
筆記試験 | ネット試験 | |
受験時期 | 2月・6月・11月 | 随時受験 |
受験料 | 2,850円 | 3,400円 (事務手数料550円) |
合格発表日 | 試験日から3~4週間後 | 試験終了後 |
ネット試験であれば、随時受験が可能なので、自分の勉強ペースに合わせて受験することができます。
また、合格発表も試験終了後すぐにパソコン画面で分かるので、合格発表までそわそわする必要がありません。
デメリットとしては、筆記試験と比較して、受験料が事務手数料分の550円余分にかかってしまうところです。
少しでもコストを下げたい方は、筆記試験を受験することをおすすめします。
勉強期間はどのくらい必要?
日商簿記3級受験にあたり、わたしが費やした勉強時間はおよそ62時間です。内訳は以下のような感じ。
- 学習:32時間
- 演習:10時間
- 模擬試験:20時間
年末ごろから、休日を使って勉強し十分間に合う程度でしたので、受験の2~3か月前から準備を始めれば余裕をもって対策できると思います。
おすすめ勉強法と問題集
今回わたしは3ステップに分けて簿記3級の勉強を行いました。
Step1:ふくしままさゆき先生のyoutube動画で学習
まずは、ふくしままさゆき先生のyoutube動画、「ゼロからはじめる簿記3級講座」を全動画2周ずつ視聴しました。
ふくしま先生の講座は、無料でここまで教えてくれるの?というほど項目ごとに丁寧な解説がされています。
なぜそうなるのかといった原理を丁寧に説明してくれるので、丸暗記が苦手という方にはおすすめの学習動画です。
Step2:参考書で仕訳対策
youtube動画の補助資料として、みんなが欲しかった!簿記の教科書を購入しました。
この参考書を選んだ理由ですが、簿記の必須知識となる”仕訳”をまとめた仕訳集が付いていたからです。
この仕訳集を使ってひたすら仕訳対策をすることができました。本体から切り離せて、持ち歩きしやすいのもよかったです。
Step3:予想問題集で模擬試験
仕訳を叩き込んでからは、実際の試験と同じ条件での模擬試験をこなしていきました。
簿記3級の試験時間は60分なので、さくさくと解いていかないと時間が足りません。
時間配分を考えながら解く必要があるので、模擬試験は回数を重ねて行うことをおすすめします。
ネット試験を受ける人は、模擬試験でもネット試験方式を体験したほうが感覚が掴めます。
この問題集は筆記試験方式もネット試験方式合わせて11回分あるので安心です。
また、難易度は本試験より少し難しく感じたので、この1冊で十分対策できると思います。
まとめ
以上が簿記3級の合格レポでした。
FP3級は暗記中心だったのに対して、簿記3級は勘定項目の暗記要素もありながら、仕訳のやり方を頭に入れなければ解けないので難しかったです。
計算自体はそこまで難しくないですが、時間も足りないのでかなり焦ります・・・。
しかし、この知識を身につければ、企業の決算書の読み方も分かり財務状況を把握できます。
とっておいて損はない資格だと思うので、悩んでいる方はぜひ受験をしてみてください。
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